2015-06-26

【イベントレポート】全録DIGAには「おもてなし」が詰まっておる。

先日開梱編を書いたPanasonicのブルーレイHDDレコーダー「DIGA」のブロガーイベントに行ってきました。会場はお台場のパナソニックセンター東京。本棟はショールームや体験コーナー、中庭?部分電動自転車の試乗スペース、別当には撮影スタジオなどいろんな機能を備えている建物です。今度はLUMIXのレンズを試しに行ってみたいぞ、と。

お台場にこんな施設あったんだ、的な。
ライトはもちろんLED。エコのモデル建築物。
会場はこんな感じ。自前でいいハコ持ってますね。流石。
イベントの詳細レポートや機能の話は他の方があげてると思うので、当ブログでは通常運転で感じたままに書いていきます。最初に断っておきますが、製品を気に入ってるので凄く好意的な言葉しか並んでません。厳しい指摘を求める人は、他の方のイベントレポートのリンクが最後尾にあるのでそちらをどうぞ。

さて。

まず、イベント会場にはずらりとDIGAとテレビ、そしてポスターが。


お土産のうちわは博多用でした。
ポスターは東京ではお目にかかれないローカライズされたものがあって、こういう地味なブロガーイベントを含めPanasonicのレコーダー部隊(の広報)は良いところに目をつけてるな、と思いました。
これからモノを売るなら、大都市圏以外にどうリーチするかだと思いますし。

広報担当のミノベさん(美人です)に「プライベートビエラの時もいらっしゃいましたよね?」と声をかけていただきました。こういうユーザー寄りイベントのコアメンバーだと思うのですがこういう気配りができる方がこうやって仕事が出来る会社なのは、流石販売のパナソニックだなぁと感心します(もちろんそこまでこぎ着けるのはスゲェ大変だったと思いますけど)。

気配り美人がいる職場は羨ましいです。

実はこの気配りという言葉、お借りしてる全録DIGAで感じた点でもあります。パッと見分厚くて野暮ったいリモコンは、出来る限りボタンを大きく、握りやすく、重心の位置に腐心した「長く握っていて疲れないリモコン」に仕上がっています。

某T社のDBR-Z160のものとは比較になりません。
そして画面のメニューの整理も素晴らしい。

いえ、すごく素晴らしい。

多機能レコーダーってメニューの整理が得てして階層的になり、探しにいものが多い。
ところが全録DIGAでは呼び出す機能の多くが「ここかな?」と想像したところにちゃんとある。
リモコンのボタンレイアウトも含めて、その配置が絶妙なのです。

絶賛したら、商品企画のカミタカさんにこういわれました。

「こう言うところがちゃんとしないと、コールセンターに怒られるんです」

と。

DIGAの母(多分)が苦笑交じりにおっしゃってました。

白物家電などクレームの付きにくい家電製品に囲まれ、こんなメンドクサイ多機能製品を売ったらクレームの電話本数は「何とかせい!」と怒られるほど数字が飛びぬけてると思うのです。しかも販売台数や、利益率まで考えると、数字だけしか見ない経営者だったらサクサクと破滅の道をたどる選択肢を取るでしょう。いわゆる「聖域のないコストカット」ってやつです。

ところが、レコーダー部隊はそういうクレームに対応すべく地道に進化を重ねているわけです。重ねられるだけのコストをかけてもらっている、とも言えます(これ、経営陣へのプレッシャーですからね?)。ていうか、T社は何でできないの?と思いますが。。。

閑話休題。

今回お借りしてるBRX4000は全録レコーダー3兄弟の真ん中で、コンパクトで録画チャンネルの制限以外は長男のBRX6000とほぼ同等のバランスのいい一台です。
それに対して11番組同時録画の長男はデカくてハイプライスです。。。

右が11番組同時録画の長男(6000)。でけぇ。

ところが、末っ子のBRX2000は内蔵HDDにデータの容量が少ないなど様々なコストカットをしながらも、録画チャンネル数はBERX4000と一緒。操作体系もおそらく装置がいはないと思います。こういう「素晴らしい使い勝手」を末っ子も継承してるわけですよ。機能の制限に問題なければお買い得品です。

4000はこんなに高級そうな趣。これはこれで素晴らしいです。

2000は庶民的。艶なしだけど、収納すると見えない部分だよね?

幸之助さんが生きてたら「良いもん作りましたなぁ」と言うのはこの末っ子のBRX2000だと思うのですが、いかがでしょ。増設用のHDDを使えば容量制限もかなり緩和されますし。


公式対応してる、バッファローの3番組同時録画対応のHD-AVSVU3/Vと共に。

自社開発のデコーダーチップの素晴らしさとか、利益出てる?という有料サービスのミモーラとか、ガラポンTVと手を組んでたりとか、製品からも「おもてなし」は随所に感じられます。

そして、このイベントのために先述のカミタカさんをはじめ大阪からも社員がやってきて、こうずらっと並んで辛らつな言葉を並べがちなブロガーの言葉を聞きに来ていました。

多士済々、と言うメンバーです。特にビジュアルが体育会系の方が印象に。

でも、今回のイベントで感じたのはそんな辛口なブロガー側から思ったより厳しい言葉が出なかったこと。もちろん厳しい意見も出てはいましたけど、理由を聞いて「難しいなぁ」と思う内容が多かったように思います。つまり、そこまで突き詰めてきたけどそれ以上の

「おもてなし」

を提供するために、こういうブロガーイベントに踏み込んだとも思いました。こういう姿勢は素晴らしいと思います。(あと、AMNの営業さんグッジョブです。)

でも、ここから先は機能の強化より、使ってもらう体験をした方がいいんじゃないかと思います。
今回はローカライズして様々な広告の仕掛けをしたことを説明されました。

広島での仕掛け。

仙台での仕掛け。
九州での仕掛け。
九州での仕掛け2
九州での仕掛け3
でも、メーカーが仕掛けるローカライズはどうしても大都市に限られます。

それなら、日本全国にあるパナソニックショップにCMで使った背景の黄色い看板を配って、地元の人たちに地域の言葉で「何もしなくていいんです!」と言ってもらい、それをメーカーサイトでどんどん配信しても良かったんじゃないかなぁ、と思いました(恋するフォーチュンクッキーで発生したあれです)。

その中で優秀だったものはテレビで放映して景品を出せば、パナソニックショップに足を運ぶきっかけになると思いますし、大規模家電量販店では不可能な製品のきめ細かい説明もしてもらえると思うのです。たっぷり使ってもらってたっぷり説明する。こういうのもメーカーからの「おもてなし」ですよね、と。販売価格の是正さえきちんと出来れば、おいらはその方がいいと思います。特に地方では。

地方の家電量販店のAV機器売り場の荒廃は酷いもんです。製品は動いてないし、そもそもこういう高価格帯の製品が無い。千葉でも普通に酷いです。ネットで激安で売られちゃうから。そんな状況で、こういう多機能製品に未来ってあるんでしょうかね?それならメーカー専売ショップに足を運ぶ施策を打った方がいいと思うのです。アフターサービスがきちんとしているところでお値打ち価格で買えて、しかもイベントがあるなら嫁さんに見に行きたいと言えるので。

最後は明後日の方向に話がそれましたが、他メーカーの多機能レコーダーの機能説明で「ジャロって何ジャロ?」を感じた人はこのレコーダーを試す価値有りです。Panasonicというメーカーの開発姿勢を知ってる人なら当然でしょ?的な「嘘偽りのない実直な開発」は未だ健在でした。

機能についての説明は、別のエントリで行って行きますのでイベントレポートはこれでおしまいです。

【関連エントリ・リンク】

【まとめ】Panasonic DMR-BRX4000

メーカーHP

【amazonリンク】







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