2014-01-09

【フラッシュレビュー】Nikon D3300 素直な入門デジイチ機

年明け早々、ニコンのデジイチのエントリークラスがアップグレードされました。

製品名は順当に数字が100増え、D3300に。

D3300 18-55レンズキット
撮影機能については、D5300で採用されたAPS-Cサイズのローパスレスの有効画素数2416万画素のCMOSセンサー撮影素子に、これも新しい画像処理エンジンの「EXPEED 4」の組み合わせ。これでニコンのAPS-Cデジイチは最上位機種のD7100のみ前世代の2410万画素+「EXPEED 3」の組み合わせになってしまいました。

さて。

現在、着々と大晦日に手にいれたD5300のレビュー準備を進めているのですが、ニコンはAPS-Cデジイチではクラス毎に明確な差別化がされています。それはオートフォーカス(AF)。全ての機種で異なるものを採用しています。

D7100はフォーカスポイントが51点、D5300は39点、D3200は11点となっており、ピンポイントでの捕捉が難しい動体撮影での差別化がはっきりしています。特に11点と39点での差が大きく、ポイントが長方形にびっしり詰まった39点と、穴あきで菱形の11点の差はかなり大きいです。

これがD3300。隙間があり、カバーできない場所がある。

D5300の39点。びっしり詰まっている。

D7100の51点。ここまで来ると死角無し。

もちろんAFのピント合わせの性能そのものも違うので、シビアなAF性能を求めるのなら最低でもD5300以上をお勧めしています。

しかし、対D5300となると一つだけ勝っている事があります。それはファインダーの倍率。
D5300は0.82倍とD5200の0.78倍からあげてはいるのですが、D3300はその上を行く0.85倍。D3200は0.8倍でしたから、両機共に進化して同じぐらい倍率を上げてきました。

ファインダーの倍率は見やすさに直結します。以下に,D5300用に用意していたD5100とD5300のファインダーの画像をあげておきます。

D5100の0.78倍のファインダ-。

D5300の0.82倍のファインダ-。
0.04倍違うだけで、明らかに大きさが違うでしょ?実際覗いてみるともっと差を感じます。最上位機種のD7100は倍率0.95倍と別格なのですが、これだけの倍率があれば非常に見やすいはずです。

操作体系もバリアングル液晶の採用で後部左側にボタンがレイアウトできないD5300と比べ、ニコン独自の操作体系に忠実なものなのでステップアップするにも都合の良い、優秀なデジイチ入門機でもあるのです。


画面左のボタン群が使いやすさに直結している。

カーボンモノコックのボディは地味な軽量化に感じるかもしれませんが、沈胴式でより軽くなったキットレンズとの組み合わせは、なかなか面白そうです。

とはいえ、アップデート内容を見る限りD3200でも十分と思えるものなので、買い替えは必要なさそう。これからの卒業・入学式でデジイチを考えている費とには、価格が下がるD3200も十分検討候補となりそうな感じです。

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