2011-06-28

電子書籍端末の普及には、ピクセル密度の向上が必要だ

タイトルは、iPad以降に発売された様々なタブレット端末で文字を読むという点に特化して検証した結論です。少なくとも解像度が現状のものではどれも足りません。


スマホではiPhone4のピクセル密度326ppiのRetinaディスプレイのような高精細ディスプレイが採用され、紙の表現に近づいてきました。しかしタブレットではiPadでピクセル密度が約132ppi、史上最も高精細と謳っているOptimusPadでも約168ppi、XOOMが約149.449ppiと、まだまだピクセル密度が足りません。


現在のタブレット端末達は文字をきれいに見えるようにチューニングされた液晶になっていますが、電子書籍に求められるのはピクセル密度の高い液晶です。どんなにきれいに見せようとも、ピクセル密度が低いと細かな文字の表示ができないのためです。紙のように柔軟にフォーマットを替えることが出来ないので、細かな文字も読めるようにすることは必須でしょう。


このタブレットのピクセル密度がクリアされた時こそ、本当の意味で電子書籍端末の普及のターニングポイントを迎えるような気がします。

2011-06-27

Dual社のXGPS251を買った

先週、ずーっと悩んでいたiPodTouch用GPS「Dual XGPS251」をついに買ってしまいました。



外部バッテリーとGPSがセットになったこの商品。

第4世代iPodTouchではカメラが使えなくなってしまいますが、あまりの写りの悪さに殆ど使っていないので問題無し。

むしろバッテリー持続時間がアップすることのメリットと、MapFanのようなオフライン型GPSとの組みあわせでiPodTouchでも簡易GPSとなるメリットが打ち勝ちました。

そして最後の決定打は、Vintage Computer様の12周年記念祭の10%オフでした。送料と消費税がオフ分で相殺され、ほぼ1万5千円での購入が出来ました。

なお、このセールは期間:6/28(火)まで行っているので、Apple関連の輸入品に興味のある方は是非どうぞ。

1週間~10日ぐらいで届くらしいので、早ければ今週末には届きます。
待ち遠しいです。

2011-06-23

iPhone以外でもワンセグ。 加賀ハイテック MeoTune

加賀ハイテックから、iOSとAndroid対応ワンセグチューナが発表されました。もうiPhoneだけがワンセグのワイヤレス視聴できる機器じゃなくなります。

加賀ハイテック、iOS&Android対応ワンセグチューナ(価格.com)

加賀ハイテック、TAXAN ブランドで「MeoTune」を販売開始(広報資料)



無線LAN経由でデータを発信し、視聴には「MeoTV」という専用アプリを利用します。

ハード的には以下のようになっているようです。

 ・サイズ  85×41×11(幅×奥行き×高さ)
 ・動作時間 約4時間(視聴時、電波状況が良い環境)
 ・給電機能 有(iPhoneやAndroid端末)※iPadへの給電には非対応
       満充電でiPhoneの約30%
 ・重量   約50g

テレビ視聴については以下のとおり。
 ・ステレオ対応
 ・チャンネルスキャン
 ・プリセット
 ・EPG
 ・字幕表示

iPhone4/3GS(iOS 3.1.2以降)、第2世代以降のiPodTouch(iOS3.1.2以降)、iPad 2/iPad(iOS3.2以降)、Android 2.2以降の国内販売端末に対応。Windows7やVista、XPで無線LANのあるPCでも視聴可能です。

価格は1万円オーバーのようなのでちょっと高め。バッテリとしても非力なので、ワンセグ付のスマホとの競合では難しいでしょう。しかし本体を窓際など電波状況の良い場所に置き、スマートフォンは手元に置いて使うことができるため、より良い受信環境を求めるならこれもあり。
発売は7月との事なので、もうしばらくするとレビューが出てくると思います(他人事)。

2011-06-22

モバイルストレージの未来形 GoFlex Satellite Mobile Wireless Storage

タブレットの普及でスマートフォンや携帯との2台持ちが増える中、こんな製品が続々と出てくると期待しつつ紹介。

Seagate、Wi-Fiとバッテリーを搭載し、iOSデバイスからもアクセス出来るポータブルHD「GoFlex Satellite Mobile Wireless Storage」を発表

※海外のHPより



ポータブルHDDに無線LANルーター機能を持たせ、データ転送を無線でしてしまおうというアイデアは、クラウドと内臓ストレージの中間にあるデータ保存領域として面白い考え方です。500GBという大容量に、3GやWiMaxの電波状況を気にせずアクセスできるのはノマドな働き方をされる方には魅力的な提案だと思います。

発表されている基本的なスペックは以下のとおり。

容量     500GB
サイズ    120mm×88mm×32mm
重さ     267g
使用可能時間 最大5時間
待機状態   最大25時間
同時接続機器 3台

バッテリー持続時間がちょっと心もとないですが、移動先ではPCに接続して充電しながら利用し、電車などでの移動時はタブレットやスマートフォンからデータを参照する、という使い方が想定されているのでしょう。USB以外にも別売りケーブルのFireWire 800やeSATAでも転送できるようです。

この製品、ただのモバイルストレージかと思ったのですが、ファイル転送にはWebブラウザ経由、もしくは専用ソフトを利用するようです。iPhone/iPod touch/iPadでは「GoFlex Access」というアプリ(無料)を利用するようなのでAndroidも同様とは思いますが、PCでの利用時には通常のHDDとして使えるのかちょっと気になります。これも専用ソフトが必要となると、大量のデータを操作するには操作性が悪化しそうです。

ただしアプリ名にもなっているSeagate社のGoFlexという技術は、ネットワーク経由でデータ転送を行うためのSeagate社の技術の総称で、既に国内で販売されているSeagate社の外付けHDDでもPC経由でネットワークからのデータ転送を可能にすると謳っています。自宅内限定なら、この利便性を感じることはできそうです。

GoFlex Net - Seagate

ちなみにこの製品、海外での価格は199.99ドルとなっているので国内で販売がされる場合には2万円ぐらいだと思います。もし発売されれば一定の需要が見込まれると思うのですがいかがでしょうか。

2011-06-20

【雑感】ASUS Eee Pad Transformerを触ってみたい。

まだ触ってもないのですが、気になるのでエントリを起こします。

合体タブレット Eee Pad Transformerは6月25日発売、5万9800円でキーボードドック同梱




詳細は上記リンクに譲るとして、この機種のポイントを。

・10.1型 1280×800 LED液晶ディスプレイ(IPS)

10.1型で1280×800なら、それなりの高精細。画面表示時にどんなものか気になります。特に電子書籍端末としては解像度がキモになるので、このサイズでこの解像度がどんなものか確認してみたい。DOCOMOのOptimus Pad L-06Cより大きく、高精細なのでイーモバイルとの組みあわせでどんな使い方が出来るのか考えるだけでワクワクします。

・重量、約680g

ゴリラガラス採用でこれは立派。本体の剛性がその分落ちている可能性もあるので、触れて試してみたいところです。ただしドック部と合わせて1.3kgなので、キーボードも持ち運ぶのなら一般的なノートパソコンを持ち歩くのとかわりません。

・最大16時間という長時間駆動

重量の代償として、キーボードに内蔵されているバッテリーとの合計で16時間という長時間駆動はノートパソコンには真似できない魅力です。これに対抗できるのはPanasonicのLet's Note位ですが、本体のみなら680gという重量が移動時のデータ確認時に威力を発揮します。本体だけでも最大9.5時間の駆動時間なので、これでも十分です。

その他、タブレットとしての性能はCPUにGPU内蔵のデュアルコア、1.0GHz駆動のNVIDIA Tegra 2を採用。32GBのSSDを備え、メモリは1GB とiPad2の倍。本体にmicroSDHCスロット、モバイルキーボードドックにUSB 2.0×2、SDHCスロットを備え拡張性もなかなか。


もちろんWiFi(b/g/n対応)、Bluetooth 2.1+EDRと無線環境も基本は押さえてあるし、GPSと電子コンパス、ジャイロでGooglナビもOK。その他背面5M・前面1.2Mのカメラや加速度計、環境光センサなど思い付くものは全部入りです。

あとはAndroid3.0の完成度が何処までかというのはありますが、データをDropBoxやGoogleドキュメントに移行されている方にはノートパソコンの代用品として魅力的な選択肢の一つです。

早く店頭に並ばないかな。

2011-06-15

e-mobile Pocket WiFi S II(S41HW)とPocket WiFi S(S31HW)の比較

初代を持っている身としては、最初からこれ出せよと言う面もあり、性能比較しつつエントリ。

「Pocket WiFi S II(S41HW)」フォトレビュー、大画面化で使いやすさも向上(GIGAZINE)

イー・モバイル、Pocket WiFi S II(S41HW)を発表。テザリング対応Androidスマートフォン(GAPSIS.jp)



比較的サイズが近しいHTC ARIAも含めての比較表は以下の通り。



クロック数の増加と画面サイズ、画素数のアップはポケファイSの泣き所を改良していますが、バッテリー容量が現状維持だったのには疑問が残ります。特に無線LANルーター機能を多用する人は、バッテリー容量の少なさに泣かされているはずですから。

また、HTC ARIAと比較すると共通点が多い。HTC ARIAにもディザリング機能はあるので、差別化が付きにくくなってしまいました。

すると気になるのは価格。ポケファイSデビュー時には「お小遣いで買えるスマホ」を売りにしていましたが、今回はその声が聞こえてきません。スペック的にHTC ARIAに近づいているはずなのですが、何処に落としてくるか。

価格次第では、併売でポケファイSを売り続けなければならなくなるでしょう。

まだ分からない部分もあるので、そこが分かり次第更新しておきます。

2011-06-14

【雑感】Canon imageFORMURA DR-C125が気になる

最近、気になるものばかりですが実物に振れてないものばかりなので、レビューになりません。
というわけで、雑感エントリ、今回はスキャナのDR-C125。私が持っているDR-150と比較して設置面積が非常にコンパクトに出来る機能を備えた一台です。重量と高さは圧倒的に大きいので、収納は大変ですが。


Canon imageFORMURA DR-C125



さて、この機種の最大の特徴は排紙機能。「ラウンド・スキャン」と呼ばれるこの機能は、給紙された原稿をUターンさせて本体前部に収めます。排紙スペースがいらないので散らかった机の上でも安心(こら)。

これについては硬い紙でどんなものか、動かして試してみたいところです。

もちろん据え置き機なので性能も素晴らしい。読み取り速度は300dpiで25枚/分とDR-150の12枚/分の2倍強。ライバルとなるであろうPFUの ScanSnap S1500(20枚/分)と比較しても速いのです。後発の強みか。


・Canon imageFORMURA DR-150



・PFU ScanSnap S1500



こんな高速読込のスキャナ買うなら、その前にまず裁断機買わないと(--;

【雑感】怒濤のタブレット製品ラッシュ

世界第3位のPCメーカーであるASUSが、タブレット製品で怒濤の製品ラッシュを繰り広げています。

Asus Padfone 発表、スマートフォンとタブレットの合体ハイブリッド

Eee Pad Transformer は6月発売、5万9800円。キーボードドックで16時間駆動

Eee Pad MeMO 3D発表、7型IPS液晶で裸眼3Dとペン対応、小型BTハンドセット付属

とは言え、実はこれ他社でも全く一緒。
同じく台湾のメーカーであるAcerはWindows7採用のものを既に発売しています。

Acer タブレット製品

特にこのICONIAとICONIA Tab Wシリーズは変態っぷりが素晴らしい。発売予定のICONIAはデュアルの14インチモニタという無駄に豪華な画面サイズが売りのモバイル大画面ノート。

もう一方のICONIA Tab Wシリーズは発売中のモデルであるICONIA-W500は1280×800の10.1インチモニタに動作周波数1GHzのデュアルコアCPUのAMD C-50、メモリ2GB、32GBのSSDを備えた製品。
ICONIA-W500

Androidタブレットもちゃんと展開しています。Iconia Tab A500は1280×800の10.1インチモニタに動作周波数1GHzのデュアルコアCPUのAMD C-50、メモリ1GB、16GBのフラッシュメモリとW500よりややスケールダウン。

Acerの10型Android タブレットは Iconia Tab A500、450ドル

amazon.UKでは既に発売中です。

Acer Aspire ICONIA TAB A500 10.1 inch LED Tablet (nVidia Tegra 250 Dual cortex A9, 1GB RAM, 32GB HDD, Bluetooth, Wireless, Android v3.0 Honeycomb)

7インチ版もアナウンスされています。こちらのIconia Tab A100は1,024×600の7インチディスプレイにメモリ512MB、8GBのストレージとさらにスケールダウン。

Acerの7型タブレット Iconia Tab A100 は4月20日発売、デュアルコア&Honeycomb採用

不思議なことに、こちらはamazon.UKでは見あたりません。何でだろ。


日本のメーカーも気を吐いています。モバイルPCの雄、SONYも非常に面白いコンセプトのタブレットを発表しています。

更新:ソニータブレット S1 / S2 発表、PlayStation Suite にも対応



S1


S2


今年は本当の意味でタブレット元年になるような気がします。

2011-06-13

久々の外付HDD購入:BUFFALO HD-LB2.0TU2

テレビパソコンのHDD容量圧迫と、REGZA Z500に接続したHDDの残容量がだいぶ減ってきたので価格がこなれてきたBUFFALOの2TBの外付HDDを購入してきました。一時期、BUFFALOは縦長の筐体を採用していましたが、いつの間にかIO-DATAのような背の低いスタイルにいつの間にか変えていたようで。ラックに縦に入らないのでいつも選択肢から外れていたのですが、今回はこちらを選んでみました。



それにしても、2TBの市販の外付HDDが1万円を切る時代になってしまいました。組み立て式のものも検討したのですが、PC-DEPOTの商品価格で千円ちょっとしか違わなかったので保証の見込める市販品を2台まとめてご購入です。



それでは開封式を。内容は本体とACケーブル、USBケーブルと説明書など。シンプルです。



コンセント一体型のACアダプタはタコ足コンセントには厳しい仕様ですが、真ん中にACのある製品と比べケーブルの取り回しは楽なので痛し痒しです。本当はAC内蔵型が良かったのですが、商品がなかった。比較すると高価になるので、売れないのでしょうね。


ユニークなのは各社TVへの接続方法が専用のマニュアルまで用意され細かく書いてあること。これは初心者には嬉しいサービスでしょう。




で、使った感想は靜かです。深夜のリビングでも神経質な人でない限り大丈夫そう。制震構造となっているのが効いているのかも。自動電源オフ機能もあるので、録画をしていなければ全く音は発生しないでしょう。



一つ落とし穴だったのは、フォーマットがFAT32だったこと。このフォーマットでは1ファイル辺りの最大データ量は4GBが最大となるため、長い録画時間のものを録画していると途中で録画がストップしてしまいます。これに気が付かず、昨晩のF1カナダGP,最終周のバトンの劇的な優勝シーンを取り逃してしまいました。。。REGZAでは専用のフォーマット形式でフォーマットをしなおすためこの問題は出ないのですが、テレビパソコンの外付HDDとして使う場合は注意しましょう。とほほ。